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アイコンの作り方

WindowsXPアイコンの保存方法から描き方、量産方法まで全てを教えます

第2話 アイコン簡単保存

記事掲載:2004/07/09 ( 更新:2004/07/09 )

1. MyDocumentCreator Ver.2

MyDocumentCreator Ver.2 は私が作成した、アイコン作成用ソフトです。カラーバリエーションなど、大量にアイコンを自動生成する事に向いています。第1話で紹介した @アイコン変換 で作成する方法と比べて、大幅な時間短縮ができますが、画質等、クオリティを調節するのには向いていません。

256色データや各サイズを自動生成するので、短時間に多くのアイコンを作成する場合に最適です。

2. ひとつのアイコンを保存する方法

 

まず、前回と同じく Photoshop 等で元画像を描きます。今回は、描いたそのままのサイズで 透明度付きPNG ファイル に保存します。私の場合は 約500ピクセル前後 で描いています。

MyDocumentCreator Ver.2 を起動して、プロジェクトを作成します。Project.Name にアイコン名を設定します。アイコンを作成する場所に、PNGファイルをコピーし、同じフォルダにプロジェクトを保存します。

レイヤを追加します。Project.Layers にレイヤが追加されます。

追加した Layer を選択して、レイヤリソースと追加します。

レイヤリソースの ResizableImage を選択して、描いたファイルを設定します。FileName プロパティ を選択してボタンを押すと

"ファイルを開く" ダイアログが表示されるので、ファイルを選択します。

プロジェクトファイルを保存したら、ビルドを実行します。

ビルド方法を選択できます。アイコンファイルに出力される アイコンサイズ を選択し、256色リソースを自動生成するか?を選択します。その他、ホームページやバージョン情報用の紹介画像も出力できます。

[ ビルド ] を押すと、アイコンファイルの作成が開始されます。今回はアイコンが一つなので、一瞬で終わります。後で紹介する、バリエーション作成時には、複数のアイコンが一度に作成されます。

プロジェクトファイルを保存したフォルダに、build(バージョン番号) フォルダが作成されています。

その中にアイコンファイルが保存されています。紹介用画像などもここに保存されます。

作成されたアイコンファイルには、ビルド方法で選択したピクセルサイズと、(チェックしていれば)256色データが含まれています。Explorer や他の Windows で確認してみてください。

ビルド方法で [ Explorer の縮小表示で綺麗に表示されるようにする ] をチェックしていると、Exploer の縮小表示で綺麗に表示されます(上図、左)。この場合、@icon変換など一部のアイコンソフトでは、アイコンファイルが開けませんが(@icon変換は Ver.1.0.9 で確認)、これは正常な動作(仕様)です。

そういった他のアイコンソフトでアイコンを使用したい場合はこのチェックを解除してビルドします。

どうでしょうか?アイコンが非常に短時間で保存できました。わざわざ各ピクセルサイズ、256色データを作成しなくていいので、とても楽です。しかし、これは MyDocumentCreator Ver.2 の本質ではありません。まだまだ、こんなモノじゃないですよ?

ということで、次回は、MyDocumentCreator Ver.2 に真骨頂、アイコンのバリエーション作成を紹介します。